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インボイス制度に反対

2011年。東日本大震災の直後、流通にも影響が広がり、しばらくコンビニの棚から商品がなくなりました。しかし近所の個人商店は自前の在庫を持っていたので、私は普段どおり必要なものが買えました。
この零細企業・個人事業主が支えてくれた冗長性を、収益効率を優先した大型経済システムが消してきました。今はもう、その個人商店も無くなりました。

インボイス制度で徴税する側が楽をするのと引き換えに、零細企業・個人事業主が廃業に追い込まれるのは、社会全体の多様性、冗長性、レジリエンスを削ることであり、私たち全員のためになりません。変化の時、危機の時、不測の事態に必ずや私たち一人一人の首を絞めるでしょう。

この制度を進める方は、私たちが生活できなかろうが廃業しようが何もしてくれないのです。取るだけです。しかも、取られる側にだけ大きな手間を強制します。迷惑でしかないし、仕事を阻害するし、収入は減り、景気が悪くなるのがインボイス制度です。

消費税の導入は、大型所得税減税(累進性が高かった)と物品税廃止(品目煩雑で悪名高かった)とのセットでした。消費税は逆進性が大きいので、税率3%導入当初から3000万円以下を免税にしていました。免税事業者は、消費税制の前提でした。
以来34年、税率を上げ、免税点を下げ、不平等をグイグイ広げてきました(納税者になった30年前は景気が良かったから、私は所得税減税を歓迎していました)。
税制が簡便なこと、事業に参入しやすいことがどれほど若者の野心とやる気を助けていたか、今になってわかります。

なぜ日本の経済が苦しくなってから、己の手足を切って食うような方向にばかり加速するのでしょう?なぜいろんな生き方を邪魔して貧乏に追い込み、大組織に隷属させようとするのでしょう?
いや、別に理由が知りたいのではありません。そんな世の中は嫌なので嫌だと言います。嫌だ。

インボイス制度の導入を阻止したいし、署名もしました。廃止に賛成する人が増えて、それを声や行動に表してくれたら、嬉しいです。
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落語とイラスト

新潮社の「波」1月号より「いつも落語に行きたくなって」という南沢奈央さんの連載エッセイがはじまりました。そのイラストを黒田硫黄が描いております。イラストといいつつ、最近新宿末廣亭に行った1ページの漫画です。よかったらご覧ください。

「波」は新潮社のPR誌です。以前、近藤史恵さん「スティグマータ」と森見登美彦さん「太陽と乙女」の著作に関する漫画を描きました。短編集「きょうのカプセル」に入っております。

落語は90年代にテレビでよく見てました。あらためて落語にふれる機会になりそうです。

| 連載・読切以外の仕事 | 21:22 | trackbacks:0 | ページTOP↑ | ブログTOP

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わたしの描きかた

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来週土曜日、11月16日7:30放送のEテレ「ノージーのひらめき工房」
に出演します。「わたしの描き方」コーナーで絵を描きます。
筆で描きました。

再放送は11月18日 10:00〜と、11月20日 17:45〜です。

よろしくお願いします。

| 連載・読切以外の仕事 | 20:08 | trackbacks:0 | ページTOP↑ | ブログTOP

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残暑見舞い

猛暑もほんの少し弱まって助かりました。
残暑見舞い申し上げます。
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夏の野菜、おいしいです。

| おしらせ | 15:41 | trackbacks:0 | ページTOP↑ | ブログTOP

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Twitterはじめました。

Twitterに告知用のアカウントを作ってみました。

漫画家黒田硫黄の仕事 @daiouworks

です。当ブログの更新情報などをつぶやく予定です。
Twitterの方が早くて良いという事柄もあるので、使い分けていきたいです。

| おしらせ | 19:00 | trackbacks:0 | ページTOP↑ | ブログTOP

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電子書籍版「大王」「黒船」につきまして

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5月16日にイースト・プレスより発売されました短編集「大王」「黒船」電子版は、あらたに合本版となり、以前より出版されていた分冊版と内容は同じです。
電書の販売形態が変化したため、新たな出版契約で出し直すことになったものです。
新版で内容が変わったのか疑問に思う方もいらっしゃるので、ご参考になれば嬉しいです。

■配信が開始された電子書店
・Amazon Kindle
 大王
 黒船
・honto
 大王
 黒船
・楽天kobo
 大王
 黒船
・コミックシーモア
 大王
 黒船
・BookLive!
 大王
 黒船
・ebookjapan
 大王
 黒船
・BOOK☆WALKER
 大王
 黒船
・Renta!
 大王
 黒船
などです。
もし未読でしたらこの機会に是非読んでみて下さい。面白いですから!(「大王」はなんと20年前ですな。)



新作に鋭意挑戦中ですが、予定が決まれば改めてお知らせしたいな、と思います・・・。

| | 11:04 | trackbacks:0 | ページTOP↑ | ブログTOP

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文藝別冊 森見登美彦

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1月11日に河出書房新社から発売の、文藝別冊・永久保存版・総特集・森見登美彦。
先日「太陽と乙女」のことを描かせてもらった森見登美彦氏と対談しました。氏の代表作「有頂天家族」シリーズに天狗がいっぱい出ますよね。天狗といえば昔天狗の漫画を描きましたよ私。

大日本天狗党絵詞 kindle

そんなこんなについて愉快に語り、そのうえおまけ漫画も描いたりしました。

見てください!

| 連載・読切以外の仕事 | 13:49 | trackbacks:0 | ページTOP↑ | ブログTOP

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